これまで旅した国の中で、特に印象的だった国をまとめました。もう2度と行くチャンスは無いかもしれないけれど、また行きたいと思わせるような素晴らしい場所をピックアップ。
百聞は一見に如かず。
その土地に赴いたからこそ見ることが出来た感動の風景、思考を刺激する風景がそこには広がっています。
一眼レフを携えて撮影した写真と併せてご紹介します。

1.イスラエル

エルサレム

Jerusalem,Israel

                              
中東の火薬庫と言われ複雑な問題を抱えているイスラエル。そういう特殊な事情を持つだけに、行ける時に行っておきたいと思い旅しました。
この国には2つの「壁」が存在します。
一つはユダヤ人の心の拠り所である「嘆きの壁」
もうひとつはエルサレム市街をテロリストから守る「分離壁」
イスラエルを訪れたら、是非パレスチナ人自治区も訪れることをおすすめします。エルサレム側から見る景色と、パレスチナ人自治区から見る景色の違い。
私はヘブロンを訪問しましたが、入植の現実がそこには広がっていました。
同じ人間同士なぜこんなにいがみ合っているのだろうか。そこにある問題の本質について深く考えさせられます。平和ボケした日本人に強烈な刺激を与えてくれる場所です。

2.サントリーニ島(ギリシャ)

サントリーニ

Santorini,Greece

                              
世界有数のリゾート地で最高の夕日を拝むために選んだ島。イア要塞から見るエーゲ海に沈む夕日と白亜の建物が織り成す景観は、言葉にならない程の美しさ。歓声が上がり要塞に居合わせた観光客全員で感動をシェアします。歩き疲れたら、ギリシャヨーグルトで一息つくのが最高におすすめ!観光客が殺到しており今後は入島制限が行われるとのことで、行きにくい場所になるかもしれません。

3.ウユニ塩湖(ボリビア)

ウユニ塩湖

Uyuni,Bolivia

                                
体力がある内に行っておきたく、また丁度テレビでも紹介されるようになって行った場所。標高3000mを超える場所に延々と広がる白銀の世界ウユニ塩湖。日本から丸2日かかりますが、この絶景は世界の奇跡。鏡張りを見ることが出来るかは運の問題です。私が行ったのは年末で丁度雨季の始まりの時期でしたが、写真のように乾燥した場所が多く綺麗な鏡張りは見れませんでした。ただ乾燥した大地に自然が創る塩の結晶も美しいものです。ちなみに私が到着する前日には雨が降り、綺麗な鏡張りが見られたとのこと。是非鏡張りの絶景を見に行ってみませんか?

4.トレド(スペイン)

トレド

Toledo,Spain

                              
初めてのヨーロッパ旅行はスペインで、ヨーロッパらしい景色に出会いたく訪問した古都トレド。マドリードから高速列車を使って30分です。かつてスペインの首都だった場所で、イスラム教とキリスト教の文化が混じり合った景観は旅情をそそります。パラドールに宿泊すれば、テラスからこの絶景を独り占めすることが出来ます。お供にタパスをつまみながら、仕入れた現地のワインを嗜むのが最高の過ごし方です。
この街以外には、ガウディとピカソの作品を鑑賞しにバルセロナに行くのもおすすめ。サッカー好きにはカンプナウでのサッカー観戦もありです。

5.ガラパゴス(エクアドル)

ガラパゴス

Galapagos,Ecuador

                             
ウユニ塩湖と抱き合わせで、ありのままの自然に触れたく訪問したガラパゴス。かのチャールズ・ダーウィンが「種の起源」を著すきっかけとなった場所で、生命の進化についての知的好奇心をくすぐられるのが魅力。エクアドル本土のグアヤキルから飛行機を使い1時間30分程度で行くことが出来ます。観光の中心となるのはサンタクルス島。街中はアシカとイグアナだらけですが、うまく人間と共存しています。
現地ではアイランドツアーへの参加がおすすめです。手つかずの自然と動物に触れ合うことが出来ます。動物は人間に対して警戒心を抱いていないため、写真のような至近距離から観察することが出来てしまいます。シュノーケリングで海に潜れば、ガラパゴスアシカと一緒に泳ぐことも!

6.グランドキャニオン(アメリカ)

グランドキャニオン

Grand Canyon,USA

                               
アメリカらしい雄大な自然の風景を見たく、ラスベガスと抱き合わせて行ってきました。コロラド川の浸食により出来た壮大な景観。長さ446kmに渡って続く自然の造形に言葉を失います。一般的に観光で訪問出来るのはサウスリムで、ノースリムを訪れるツアーは殆どありません。ちなみにサウスリムの標高は平均2200m程度ですが、ノースリムの方が400m程標高が高く、雪が降る時期も早いそうです。谷底へはブライトエンジェルトレイルと呼ばれるトレッキングルートが整備されており、約7時間掛けて降りることが出来ます。また谷底には世界で最も標高が低い牧場があり、宿泊できるロッジもあります。

7.オランダ

アムステルダム

Amsterdam,Netherlands

                              
百花繚乱のチューリップとフェルメールの作品を鑑賞しに訪れた国。3月~5月にチューリップの見ごろを迎えるキューケンホフ公園は圧巻です。アムステルダム・スキポール空港からバスで30分程度でアクセスできます。他のおすすめは世界遺産であるキンデルダイクの風車群と、マウリッツハイス美術館。キンデルダイクの風車は、低地のオランダ悩ませてきた洪水対策として設置され、今も静かに風を受けて佇んでいます。
またマウリッツハイス美術館と言えば、フェルメールの真珠の耳飾りの少女が展示されています。透き通った肌の描写とスカーフの鮮やかな青が何とも美しい作品です。レンブラントの作品も多数展示されています。

8.ぺトラ遺跡(ヨルダン)

ペトラ遺跡

Petra,Jordan

                              
イスラエルを訪問した際に、ヨルダンのアンマンから入国したのでアンマンから1泊2日で訪れました。荒涼とした大地の中にあり、冒険心を味わうならぺトラ遺跡。シークと言われる岩の隙間を縫って、突如として現れる岩から削り出した宝物殿には感動します。手で掘ったとは思わえない精巧な円柱とレリーフには、先人の偉大さを感じずにはいられません。

9.ヴェネツィア(イタリア)

Venice,Italy

                               
地盤沈下によりこの素晴らしい景観が失われる前に見ておきたいと訪れた水の都。海と歴史ある建造物が織り成す景観に心が打たれます。水の都には、空港から水上バスで向かうのがおすすめです。地球温暖化の影響と地下水のくみ上げによる地盤沈下により、あと100年もすれば水没すると言われています。
また街全体が博物館のようなローマで帝国の栄華に触れるのも一興です。
あわせて訪れたいのがバチカン市国。システィーナ礼拝堂の壁に描かれているミケランジェロの最後の審判は、圧倒的なスケールです。

10.エルニド(フィリピン)

El Nido,Philippines

                              
フィリピン最後の秘境との言葉に誘われて訪れたエルニド。マニラを経由し空路プエルトプリンセサへ。そこからハイエースで5時間かけてダウンタウンへ移動します。現地のツアー会社でアイランドホッピングツアーに申し込んで、日帰りでシュノーケリングとランチを含めて楽しむことが出来ます。花崗岩と鮮やかなエメラルドグリーンが織り成す自然の造形は、普段時間に追われている人に癒しのひと時を与えてくれます。

以上10ケ国を紹介しました。

心がゆさぶられる景色が、この世界には広がっています。

人生一度きり。その景色を求めに行きませんか?

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