世界各地を一眼レフで撮影してきた私がご紹介！海外旅行におすすめのカメラ

Gland-Place,Bruxelles,Belgium

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
折角の海外旅行だからこそ、いいカメラで素敵な写真を撮影したいもの。

これまで筆者は一眼レフカメラを携えて、30ケ国を旅してきました。
この記事では、カメラ及びレンズの基本とおすすめのカメラをご紹介します。

どんな写真を撮影したいか？

あなたは旅行先でどんな写真が撮影したいでしょうか？

綺麗な風景写真が撮りたい
インスタ映えする写真が撮りたい
持ち運びが楽で手軽に撮りたい

撮影したい目的によって、最適なカメラとレンズが決まります。

カメラの基本性能について

カメラとレンズの選択に当たって、簡単にカメラの基本性能についてご説明します。難しい話はちょっと・・と思われる方は、読み飛ばして頂いて構いません。

画質について

カメラはレンズから入ってきた光を、センサーで処理し画像にするのですが、このセンサーの大きさで画質が決まります。
センサーサイズは以下の順で大きくなっていきます。

1/2.3インチ＜ 1インチ＜マイクロフォーサーズ＜ APS-C ＜フルサイズ

上記のセンサーは、おおまかに以下の分類で使用されています。
（ミラーレスでフルサイズのセンサーを使用しているモデルもあります。）

1/2.3インチ・・携帯電話のカメラ
1インチ・・コンパクトデジタルカメラ
マイクロフォーサーズ・・ミラーレス一眼レフ
APS-C・・一眼レフ
フルサイズ・・一眼レフ

画素数が高くても、センサーサイズが小さければ処理能力が落ちるため、一概に高画素＝高画質とはいえません。
ただしセンサーサイズが大きくなると一般的には本体も大きくなるため、携帯性は落ちてしまいます。

ISOについて

対応するISOが高いほど、シャッタースピードを速くして暗い場所でも撮影することが出来ます。夜景も撮影したい場合は、対応するISO感度が高いものを選ぶとよいでしょう。ただしISOを高くし過ぎると、ノイズがのってくるため注意が必要です。ノイズがのる場合にはISOを下げてシャッタースピードを長くする、三脚を使用するなどの対策が必要になります。

レンズについて

レンズにも様々な種類があり、単焦点レンズとズームレンズに分かれます。またその中でも焦点距離やF値が異なります。

焦点距離とはピントを合わせた時の、レンズから撮影素子までの距離のことを指します。18mmや140mmといった数値で表され、この数値が小さいほど広角に、大きいほどズームして撮影することが出来ます。

F値とはレンズを通ってセンサーに入る光の明るさを示す数値です。F3.5やF7.1といった数値で表され、この数値が小さいほど光が沢山取り込まれるので、シャッタースピードを速くし背景をボカした写真を撮影することが出来ます。

単焦点レンズ

ポートレートや花のマクロ写真を撮影する場合に適したレンズです。F値が小さいレンズのため、背景を大きくボカした写真を撮影することが出来ます。焦点距離が固定のレンズなので、ズームインとズームアウトは出来ません。そのためもうちょっとズームしたい場合には、撮影者自身が動く必要があります。ポートレートの場合には35mmが使いやすいです。

ズームレンズ

広角から望遠まで撮影することが出来るレンズです。16-85mmのような表記になっており、一般的には右側の数値が大きい程、レンズも大きくなっていきます。風景写真の場合には16mmや18mmから始まるレンズが使いやすいです。

旅行の際には遠くのものをズームして撮影するよりは、風景やスナップ写真を撮影することが多いと思いますので、なるべく広角で50mm程度のズームアップが出来るレンズが1本あれば十分でしょう。

その他

Wi-Fi

この機能があれば、撮影した写真をすぐに携帯電話に転送することが出来ます。ただし電池の消耗が早いので、頻繁に使うのであれば予備バッテリーを携帯することをお勧めします。

液晶モニター

固定式では無く、バリアングルやチルト機能が付いたモデルを選択されることをお勧めします。構図のバリエーションが劇的に増えます。

使い方毎のおすすめカメラ

各社魅力的なモデルが揃っており、メリット・デメリットがありますので撮影スタイルに合わせた選択が必要となります。

初めて一眼レフカメラを購入する場合には、レンズキットの購入がおすすめです。
各メーカーはカメラ本体に、単焦点レンズやズームレンズを付属させてレンズキットとして販売しています。普通はカメラ本体とレンズを別購入するとかなり高額になりますが、キットレンズだとお得にレンズを手に入れることが出来ます。

風景写真が撮りたい人におすすめのカメラ

風景写真を綺麗に撮影するには、センサーサイズが大きいカメラがおすすめです。多少機動性は犠牲になりますが、高精度な画質には感動します。

PENTAX KP

私がメインで使用しているカメラです。レンズにはHD-DA16-85mmを組み合わせて使用しています。2432万画素のAPS-Cセンサーを搭載した一眼レフながら、本体重量は643gに抑えられています。レンズを装着すると約1キロ程になります。
またホワイトバランスをCTEに設定し、山や森を撮影した時のペンタックスグリーンと呼ばれる色合いが大変美しいです。
強力な手振れ補正機能とISO100～819200による超高感度対応のため、夜景撮影でも手振れせず綺麗な写真を撮影することが出来ます。ISOを6400まで上げてもノイジーな感じはありません。また防塵・防滴仕様のため、トレッキングなどのアウトドアフィールドでも活躍します。バッテリーが小さいため、他機種に比べてバッテリーの減りが早いです。