これまで筆者は2014年から2018年までにヨーロッパを7ケ国旅しました。
・スペイン
・フランス
・イタリア
・ドイツ
・ベルギー
・オランダ
・ギリシャ
ヨーロッパは旅行費用が高いイメージがありますが、個人手配でも実はかなり安く旅行することが出来るんです！
私がイタリアへ2泊5日の日程で旅行した際の旅費明細は以下になります。
航空券：6.5万円（カタール航空のドーハ経由）
宿泊費：3万円（ヴェネツィアとローマの貴族邸宅に宿泊）
交通費：1.5万円（ヴェネツィア→フィレンツェ→ローマの高速鉄道代含む）
食費：1万円
雑費：1万円（旅行保険や入場料など）
今回はヴェネツィアと貴族邸宅を改修したホテルに宿泊したので、宿泊費のウェイトが大きくなりました。
以下のような工夫を凝らすことで、ゴールデンウイークやお盆などのハイシーズンでも15万円くらいからヨーロッパ旅行が可能です。
是非、参考にしてみてください。
航空券
航空券は一般的にオフシーズンの冬が安い傾向にあります。
これは航空券に限った話ではありませんが、早めの予約で更に安くなるので、旅行の日程が決まったらすぐに航空券の手配を始めましょう。
航空会社ごと不定期にセールを行っているので、こまめなチェックが欠かせません。
それではここからは個人手配の場合の航空券についてご紹介します。
航空券は直行便若しくは経由便で大きく価格が異なります。
経由便の場合
航空券を安く手配するには経由便の利用がおすすめです。
セールや時期によっては諸税やサーチャージを含んだ総額で5万円台で購入することが出来ます。
取扱いサイトによっては、諸税などを含まない航空券のみの価格を記載しているところもあります。購入する際には「総額」の確認が必要です。
経由便の場合は、以下の航空会社のチケットが比較的安いです。
①北京及び上海経由・・・中国国際航空、中国南方航空
②ソウル経由・・・アシアナ航空
③バンコク経由・・・タイ国際航空
④中東経由・・・カタール航空、エティハド航空、エミレーツ航空
⑤ドイツ経由・・・ルフトハンザ航空
＜経由便のメリット＞
・直行便より安い
航空券は旅行費用の中でウエイトが大きいので、出来るだけ安く手配したいものです。
・経由地での観光が楽しめる
筆者の楽しみのひとつでもあります。乗り継ぎ時間にゆとりがあれば観光地めぐりも可能です。
・フライト中の疲労を軽減できる
半日近く同じ機内で過ごすのは心身ともに疲れます。経由地で機内を離れることで、フライトによる疲労を軽減出来ます。
＜経由便のデメリット＞
・直行便より所要時間が掛かる
現地滞在時間を長くとりたい場合には、夜行便を利用するなど出発・乗り継ぎ時間を工夫が必要になります。
航空券はオフシーズンの冬が安いと書きましたが、実際多くの日本人が旅行に出かけるのは企業が長期休暇に入るGWやお盆などの所謂ハイシーズンです。
こうしたハイシーズンでも、場合によっては格安で航空券を手配出来る場合があります。
ここからは私がこれまで購入した航空券を一例を紹介します。
利用した全ての航空会社が、スカイトラックス社の「2018年ワールドベストエアライン」のトップ20にランクインしています。
実際利用してみても安全とサービスには全く問題がありませんでした。
ベストシーズンのイタリア
日程：6月下旬 3泊5日
航空会社：カタール航空
往路：関西-ドーハ-ヴェネツィア
復路：ローマ-ドーハ-羽田
航空券代：64,810円
GWやお盆を外せば航空券は非常に安くなります。
上記はセール価格でしたが、ワンワールド系のアメリカン航空のマイルも付与されました。
2018年ワールドベストエアライン2位の航空会社を利用してこの価格は最高です！
お盆休みのギリシャ
日程：8月お盆休み 4泊6日
航空会社：エティハド航空
往路：成田-アブダビ-アテネ
復路：アテネ-アブダビ-成田
航空券代：89,420円
お盆休みでも安い航空券を見つけることが出来ます。
こちらもセール価格でしたがANAのマイルが付与されました。
経由便とは言え、お盆のハイシーズンでこの価格は満足度が高かったです。
GWのスペイン
日程：GW 5泊7日
航空会社：ルフトハンザ航空
往路：中部-フランクフルト-マドリード
復路：バルセロナ-ミュンヘン-羽田
航空券代：113,160円
1月にGWの旅先を探し始めましたが、エクスペディアでルフトハンザのドイツ経由便を見つけたので購入しました。
GWでも安くてANAのマイルも付与されました。
特典航空券
航空会社をマイルを貯めて、特典航空券を発行するとお得に旅行することが出来ます。
空港使用料などの諸税とサーチャージのみで購入することが出来ます。
ベストシーズンのフランス
ANAの特典航空券を発券し行きました。
7月21日～7月28日の日程で、往路はANAの直行便でビジネスクラスを利用し羽田からパリまで、復路はブリュッセルから成田まで、ANAの直行便で帰国し27,460円でした！
マイルを使用すると有り得ない価格で旅行することが出来ます。
実は飛行機に乗らなくてもマイルはガンガン貯めることが出来ます。
マイルの貯め方は以下の記事を参考にして下さい。
直行便の場合
以下の国へは直行便が就航しておりセールで往復9万円～です。
休暇が長く取れない場合には、直行便の利用がおすすめです。
経由便に比較すると航空券は高くなりますので、セールを利用したりオフシーズンに予約するなど工夫が必要です。
| 国 | 航空会社 | 出発地 | 到着地 |
| スペイン | イベリア航空 | 成田 | マドリード |
| フランス | JAL/ANA/ エールフランス |
成田/羽田/関西 | パリ |
| イタリア | アリタリア航空 | 羽田/成田 | ローマ/ミラノ |
| ドイツ | JAL/ANA/ ルフトハンザ |
成田/羽田/中部/ 関西 |
フランクフルト/ミュンヘン/ ドュッセルドルフ |
| ベルギー | ANA | 成田 | ブリュッセル |
| オランダ | KLM | 成田/関西 | アムステルダム |
| ウィーン | オーストリア航空 | 成田 | ウィーン |
| スイス | スイス航空 | 成田 | チューリッヒ |
| デンマーク | SAS | 成田 | コペンハーゲン |
| ポーランド | LOTポーランド 航空 |
成田 | ワルシャワ |
| フィンランド | フィンエアー | 成田/中部/関西 | ヘルシンキ |
| イギリス | ANA/JAL/ ブリッティシュエアウェイズ |
羽田/成田 | ロンドン |
宿泊費
少し部屋が狭くても構わないのであればホステルやペンションが安いです。シングルルームで€20くらいから宿泊することが出来ます。ホテルだとシングルルームで€35くらいからです。
これよりも安い所もありますが、治安が悪い場所は一般的に安かったりするので（パリ北駅周辺など）価格だけではなく立地にも鑑みて予約されることをおすすめします。
交通費
欧州内は鉄道や航空機で結ばれており、便数も多く非常に便利です。
感覚的には、東京から大阪まで移動するような感じです。
鉄道は例えばパリからブリュッセルまで、早めに購入すると4000円くらいです。
航空機はLCCが普及しており、片道分だけ購入しても数千円です。
マドリードからサンティアゴ・デ・コンポステラまでライアンエアを利用した時は€48でした。
街中の移動はメトロやバスを利用することをお勧めします。また長期滞在する場合には乗り放題パスの購入がおすすめです。
タクシーは高いので、空港から市街へも鉄道やバスを利用すれば交通費を節約することが出来ます。
食費
レストランで食べるとそこそこの金額になります。夕食だけレストランにし、朝や昼はカフェで済ませると食費を節約することが出来ます。
ただし国や都市でも物価が違ってきます。北欧は一般的に物価が高いと言われています。
朝食
朝食は前日にスーパーで買っておくか、カフェで済ませるといいでしょう。
ホテルに朝食もセット出来ますが、€15～20くらいしますので結構高いです。
写真のようなクロワッサンとカプチーノのモーニングだと、安い店であれば€3くらいで楽しむことが出来ます。
夕食
パリのLeonで食べたムール貝の白ワイン蒸しですが、写真に写っているようにサラダとビールも頼むと€40くらいになります。
美味しいので毎日こういう料理を食べたくなりますが、結構な出費になるので、スーパーで総菜やお酒を買ってホテルに持ち帰れば、夕食を節約することが出来ます。
パリで現地在住の方に伺った所、外食は高いため夕食に総菜を買ってきてセーヌ川の畔や公園で過ごすそうです。
水
街歩きするとかなり喉が渇きますので、滞在中は常に水を用意しておきましょう。水はスーパーで€0.5、観光地だと€2～3が普通です。スーパーでまとめ買いしておくと節約出来ます。
雑費
日本を出国する前には海外旅行保険に加入しておきましょう。
ヨーロッパに1週間程度滞在する場合には5,000円程度です。
現地で教会や美術館を観光する際には入場料が掛かります。場所によりますが€5～€20程度です。
複数のスポットに行く際には都度払うよりも、パスを購入した方がお得な場合があるので是非活用して下さい。
例えばパリであれば、ミュージアムパスがあります。ルーヴルやオルセー美術館、ヴェルサイユ宮殿に入場出来るチケットで、2日間で6,800円です。
