さあ待ちにまった海外旅行!
でも何を持っていけば良いのか不安になりますよね。
そんな方に、私が普段海外旅行に行く際に持っていくものを、必需品からあると便利なものまでまとめてみました。
1.必ず必要なもの
航空券
航空券を購入した際に、ご自身のメールアドレス宛てに航空会社から届くEチケットを、行きと帰り分で2部印刷し持っていきます。最悪忘れた場合にはパスポートで確認出来るため問題有りませんが、海外の空港によってはEチケットのコピーを見せないとターミナルに入れない空港も有るため(デリーのインディラガンディー国際空港や、マニラのニノイアキノ国際空港等)、スムーズな手続きのため、コピーを持っていくことをお勧めします。
私はフィリピンに訪問した際にEチケットを忘れてしまい、空港の警備員のWi-Fiを借りて確認してもらったことがあります・・
またエクスペディアで購入した場合、送られてくるメールがそのままEチケットになります。日本語表記だと現地の警備員が理解出来ない場合が有り、英文で印刷したチケットを併せて持っていくと安心です。
パスポート
常に身に着けることをお勧めします。私はいつも首から下げるタイプのセキュリティポーチに入れて身に着けています。ホテルでのチェックインや、現地での両替の際にパスポートの確認を求められますので、すぐに取り出せる場所に用意しておきましょう。
紛失した場合に備えて、コピーを原本とは別の場所に保管しておくと安心です。キャリーケースのポケットの中や、バックパックの背面のポケットでも良いです。
また出発前には有効期限を確認しておくことが大切です。国によってパスポート有効期限の残存期間が異なり、残存期間によっては最悪入国出来ない可能性があります。各国のパスポート残存必要期間については、近畿日本ツーリストのパスポート・査証に関する重要なご案内が参考になります。
VISA(査証)
日本のパスポートの場合は殆どの国で取得の必要はありませんが、一部の国では査証の取得が必要です。(キューバ・インドなど)
キューバに行った場合は、キューバ大使館よりオンラインで必要書類をプリントアウトし、郵送して事前に取得しました。インドの場合はオンラインでツーリストVISAを取得し、書類をプリントアウトして入国審査時に提出します。
またアメリカ(ハワイも含む、グアムは取得を推奨)へ旅行する際にはESTA、カナダへ旅行する際にはETAの取得が必要になります。
取得を代行してくれる会社もありますが、自分で簡単に取得出来ます。費用はESTAについては14USドル、ETAについては7カナダドルになります。両国とも乗り継ぎをする場合でも取得が必要です。
現金
現地でのプランと滞在日数、及び国内の交通費から持っていく概算の金額を決めます。
基本的に現金を使用する場面は電車の切符や、タクシー、ローカルな商店や飲食店のみです。一般的な飲食店やスーパーマーケットでの支払いには、クレジットカードをメインで使用します。アジアの短期旅行の場合は2万円、アメリカやヨーロッパの一般的な場所への旅行では、電車やバスの切符を含めほとんどの場所でクレジットカードが使用出来るので、1~2万円で十分です。
旅行終盤になって現金が余りそうな場合には、現金が無くなるよう調整しながら使用します。再両替は手数料でかなり損をしますので、空港のショッピングで使い切るのがおすすめです。
国内の空港だとレートが悪いので、現地に到着してから両替しています。
但しUSドルとユーロについては、現地での手数料が高いため、日本で両替して行きます。
チップなどで小銭を準備する必要がある場合には、両替の際に少額紙幣を多めに入れてもらうようにします。
盗難に備え、保管場所を分けておくと安心です。
夜間の外出時には、緊急用に靴の中敷きの下に現金を隠したりしています。
国際キャッシュカード
日本のATMで入金しておけば、現地のATMでお金を引き出せるので便利です。各銀行が専用のキャッシュカードを発行しているので、そちらを使用しましょう。もちろん日本の普通口座のキャッシュカードは使用することが出来ません。
空港や駅はもちろんのこと、現在大抵の場所にATMが有り、南米の標高3000mを超える小さな町でもATMがあります。
ただ2017年5月にデリーの空港で引き出そうとした際には、全てのATMに現金が入っておらず引き出しが出来ませんでした。
こういう可能性も有るので、現金やクレジットカードと併用で使用しています。
クレジットカード
VISAとMasterが1枚ずつあると安心です。JCBは日系資本のお店が入っている国では使えますが、パリやハワイやグアム、アジアの一部などに限られており、またAMEXも使える場所が少ないです。
航空券やホテルを予約した際にクレジットカードを使用した際には、支払いに使用したクレジットカードを持っていきましょう。空港のカウンターやホテルで提示が必要な場合があります。
また普通の買い物では不要ですが、レンタカーを借りる際には、ゴールドカードが有ると安心です。以前にオランダでレンタカーを借りようとした際に、ANAのVISA一般カードを提示したのですが、これはクレジットカードでは無いと突っぱねられてしまいました。オンラインで事前にカード情報を入力し予約していたにも関わらず驚きました。(カードフェイスからデビッドカードと思われていた模様)
代わりにゴールドカードを提示したところ、すんなり手続きが出来ました。海外ではクレジットカードも身分証明の一つで有り、ある程度のステータスカードを提示する必要があるようです。(ツーリストについては特に厳しいのかもしれません)
健康保険証のコピー
空港までの移動途中に怪我をする可能性もゼロではありません。原本は海外で紛失すると面倒なので、いつもコピーを持参しています。コピーでも病院にかかることは可能です。
海外旅行保険の控え
クレジットカードに付帯の保険も有りますが、それだけだと入院した場合に治療費が心配なため、いつも旅行保険に加入しています。一番安いプランでも傷害1,000万が付いて、航空機遅延などのオプションも付けて、アジアの短期旅行なら2,000円程度で加入出来ます。
私はいつも損保ジャパンの海外旅行保険offに加入しています。
併せて緊急時の連絡先も控えて持っていきましょう。
ホテルの予約確認書
ホテルを予約した時のバウチャーを印刷して持参しましょう。携帯電話のスクリーンショットでも大丈夫です。機内で入国審査カードを記入する場合、滞在先にホテル名と住所を記入する必要があります。
たびレジへの登録
たびレジは海外滞在中に不測の事態が発生した場合に、在外公館から緊急情報を受け取ることが出来る外務省の旅行情報登録システムです。昨今はテロや北朝鮮のミサイルなどのリスクがありますので、出発前に登録しておきましょう。
キャリーケース
まずはハードケースかソフトキャリーで選択肢が分かれると思います。
拠点を作って1ケ所に滞在する場合には、ハードケースがおすすめです。ハードケースは移動が大変なので、滞在先が変わらなけらばホテルに置きっぱなしに出来るので、荷物の収納力も考えてハードケース1択だと思います。私はエースのPROTECA(容量82L)を使用しています。1週間程度のヨーロッパー旅行であれば2人分の荷物でも十分です。軽くて丈夫なのでおすすめです。
また滞在先の移動がある場合には、ソフトキャリーがおすすめです。私はオスプレーのソージョン25(容量60L)を使用しています。
ヨーロッパの石畳等で車輪が破損するという話を聞いたことが有り、車輪が丈夫なモデルを選びました。悪路も何回も通過していますが全く問題なしです。またリュックベルトが背面に内蔵されているので、いざという場合には背負うことも出来ます。
化粧品
機内に持ち込む際には、100ml以下の透明の容器に入れる必要があります。またそれらの全てを同じポーチに入れる必要が有り、トータルで1Lまで持ち込むことが出来ます。
バッグ
行き先にもよりますが、斜めかけのポーチかバックパックが便利です。ポーチは必ず前に荷物がくるようにしましょう。バックパックを持っていく際にはレインカバーも併せて準備しましょう。
私は治安が悪い国におけるナイフでの切り付けにも備えて、写真のカリマーのプレデター30を使用しています。イギリス陸軍でも使用されている堅牢なモデルです。ガンガン使っていますが全くへたることが無く丈夫でおすすめです。
また私は遭遇したことはないですが、ロストバゲージが起きることがあります。旅行中に会った日本人の中で、2人遭遇した方がいらっしゃいました。ロストバゲージに備えて、1泊分の下着は入れておくと安心です。特に乗り継ぎ便を利用する際には発生のリスクが高くなります。
モバイルバッテリー
空港での乗り継ぎ時間が長い場合等に持っておくと安心です。またGoogle map等GPSを使用する場合にも電池の消耗が早いので、カバンに忍ばせておくと安心です。ただし委託手荷物には預け入れが出来ないので、機内への持ち込みが必要です。LCCを除き長距離路線にはコンセントやUSB電源が座席に付いている機材が多いので、機内で活躍する機会は少ないと思います。
私はANKORの10000mAhを使用しています。
変換プラグ
海外のコンセントは日本と形状が異なるため、変換プラグを持っていく必要が有ります。変換プラグは形状ごとにバラ売りもしていますが、私は無印良品の全形状対応のプラグを使用しています。
充電器
日本では100Vですが、海外では110Vや200Vなど国内と電圧が異なります。大抵の電化製品の充電器はそのまま使用出来ます。(充電器の裏に100-240Vなどの表記があれば問題ありません)
医薬品
何かあれば海外の薬局でも購入出来ますが、使い慣れた市販薬を持っていくのが一番です。また用法や用量を書いた紙を持参しておくと、万が一現地の病院に掛かった際にスムーズに診察出来ます。
またインスリンを使用している方は、事前に航空会社への申し出が必要です。
私は以下の薬をいつも持っていきます。
① 葛根湯・・・風邪の引き始めや筋肉痛
② 五苓散・・・胃もたれ、下痢、吐き気、二日酔い
③ ビオフェルミン・・・整腸剤
④ アレジオン・・・かゆみ止め
⑤ ロキソニン・・・解熱剤
⑥ 絆創膏
山岳地域に行く際には、高山病軽減のためダイアモックスの持参もおすすめです。病院でその旨を伝えれば処方してもらえます。
上海の浦東空港での手荷物検査の際、消毒薬でヨードチンキを持参していましたが、検査官がナイフに垂らしてライターで火を付け燃えたため、可燃物として没収されました。(笑)
写真
パスポートを紛失した場合に、現地で再発行する際に必要になります。パスポート用のサイズで2枚準備していきましょう。
筆記具
入国カードを書く場合に必要になります。また帰りの税関書類を記入する際にも必要です。日本の場合は入国審査場の手前に筆記具が置いてありますが、海外ではありませんので持参する必要があります。また筆談する際にも役に立ちます。
2.あると便利なもの
キャリーオンバッグ
帰りはお土産でスーツケースの重量が増えるため、予備として持っていくと安心です。航空会社の委託手荷物については、エコノミークラスは23kg以下の制限があるため、特に缶詰や化粧品等の重量物を購入した場合には、制限オーバーになる可能性もあります。折り畳むことが出来ますのでスーツケースに入れて、機内持ち込み用に準備しておきましょう。
空港には上記のようなスーツケースの重量を測定出来る機械がありますので、そちらで重量測定し荷物の調整をすると良いです。これは1ユーロを入れて台に載せると重量がモニターに表示されるタイプの機械です。ミュンヘン空港には無料の機械がありました。
腕時計
日本と時差がある海外では、腕時計が重宝します。特に現地の時間に合わせることが出来る時計がおすすめです。私はカシオのプロトレックを愛用しています。日本で飛行機に搭乗して直ぐに現地の時間にセットしておけば、機内での過ごし方も変わってきます。
ポケットティッシュ
海外のトイレでは紙が無いことも良くあります。数に余裕を持って準備していきましょう。
折り畳み傘
特にアジアではスコールで突然大雨に遭遇することも珍しくありません。街歩きの際に1本持っておくと安心です。
日焼け止め
海外のビーチなどでは非常に日差しが強く日焼け止めが手放せません。必ず持参しましょう。
サングラス
海外のビーチでは砂浜や海の照り返しがきつく、必需品になります。
ドライヤー
海外は日本よりも電圧が高い国が多く、日本のドライヤーを持っていくと風量不足になります。ホテルによっては、ドライヤーが備え付けられていない所もあり、ホテルの予約時に部屋の備品を見て、持っていくかどうかを決めましょう。ない場合は、海外対応のドライヤーを持っていきます。
スリッパ若しくはサンダル
高級ホテルを除き、スリッパがあるホテルは殆どありませんので、持っていきましょう
アイマスク
深夜便で直ぐに睡眠を取りたい際にはあると便利です。深夜便の場合は離陸後1~2時間後の食事の際に機内が明るくなり、その明るさで目が覚めてしまうことがあります。
中東系の航空会社(エティハド・エミレーツ・カタール)ではエコノミークラスでもアメニティとして支給されます。
シャンプーやボディソープ
海外のホテルにも備え付けが有りますが、普段使用しているものを持参しましょう。メーカーのトラベルセット、若しくは100均で売っているボトルに移し替えて持っていきます。
整髪料
スプレー缶などは委託手荷物にも持ち込むことが出来ませんが、ヘアワックスであれば持ち込み可能です。100均の小さな容器に入れて持参しています。
ウインドブレーカーやパーカーなどの上着
海外の航空会社では機内の冷房がガンガンに効いていることが多いです。普通の航空会社ではブランケットが置いてありますが、ブランケットを羽織っていても寒いことがあります。またLCC(エアアジアやジェットスターなど)の場合はブランケットも有料となるため、寒さ対策で持っていくと安心です。
歯ブラシ
海外のホテルでは高級ホテルを除き、歯ブラシの備え付けはありません。歯磨き粉とセットで持参しましょう。私はドラッグストアに売っている、歯ブラシと歯磨き粉のトラベルセットを使用しています。
目薬
長距離フライトや睡眠不足などで、目が乾燥して痛くなることがまれにありますので、いつも持参しています。
髭剃り
高級ホテルを除いて髭剃りの備え付けがありませんので、シェービングフォームと併せて持参しましょう。
チャック付きビニール袋
100均で売っているもので十分です。下着などの汚れ物を入れたり、あとは化粧水などの液体物が外に漏れないように使用しています。
アルコール除菌ペーパー
海外の飲食店ではおしぼりが出ませんので、あると便利です。また砂ほこりが酷い場所などでもあると便利です。
大人用おむつ
現地のバスツアーなどに参加する場合、トイレ休憩までの間が長い場合があるので、長時間のツアーに参加される場合には持っていくと安心です。
まとめ
いかがでしたか?
忘れても最悪現地で上達出来るものもありますが、万全の備えで出発したいものです。
参考にして頂ければ幸いです。